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生産地

アガリクス生産地、ブラジルの「ピエダーテ」

もともとアガリクスが自生していたのは、ブラジルにあるピエダーテという標高900メートルの地方都市。日本から行くには、成田空港からアメリカのニューヨークを経由して、ブラジルのサンパウロまで約24時間。空港からサンパウロ市郊外にあるピエダーテまでは、車で向かいます。サンパウロ市郊外といっても、ピエダーテまでは、とちゅうソロカーバを経由して百数十キロもの距離があります。快適な高速道路を走った後、ソロカーバからの約20キロは、両側がユーカリ林の山道だと言います。

ピエダーテ市は人口5万人の地方都市で、かつて日系人の入植者によって開発され、現在でもタマネギやレタスの栽培がさかんに行われています。しかし、当時は半数以上だった日系人の割合も、現在では日本への出稼ぎなどで減り、2割程度に落ち着いているということです。また、日系の工場は、大手メーカーのジャム工場が一件あるだけだと言います。

小規模の栽培農家から大プラント設立へ

ピエダーテといえば、アガリクスの聖地のようなイメージですが、路地栽培を行っていたころは小規模な農家しかなく、ブラジル全体のアガリクス栽培のうち、数パーセントしか生産できなかったそうです。ピエダーテの隣町にあるアガリクスの栽培業者から、日本に輸出するためピエダーテ市の原産地証明がほしいと申し出が来たことがあったそうですが、ピエダーテに栽培場がないため、市長が証明書を出さなかったというエピソードまで残っているほどでした。

アガリクス栽培が大きな産業になると注目され始めてから、ようやくピエダーテにも大規模なアガリクス農場が建設され、月に数トンの生産が可能になったようです。その9割は、日本に輸出されています。

 
 
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